先日肺炎マイコプラズマ感染症を疑い、小児科を受診した際に
ママ友から保育園でヒトメタニューモウイルスというウイルスによる感染症が流行していると聞きました。
マイコプラズマ感染症によく似た症状のようですが、違いや症状等をまとめてみました。
ヒトメタニューモウイルスとは
気管支炎や肺炎などの呼吸器系の感染症を引き起こすウイルスの一種です。
インフルエンザウイルスやRSウイルスに次いで多い、呼吸器疾患の原因ウイルスの一つです。
RSウイルスによく似た症状で、
2歳までに約半数が、10歳までに全員が初感染を受けるそうです。
2001年に発見されたそうで、最近になって病院でも迅速検査キットで検査できるようになったそうです。
ウィキペディアすら詳細は出てきませんでした。
10歳目前まで、このウイルスのことは知らず、一度も検査したことはありませんが、
度々、気管支を患ってきた我が子は、知らぬ間に複数回感染済なのでしょう。
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主な症状
ひどい鼻水
咳 1週間程度続くそうです。
熱 4、5日程度続くそうです。
ひどい風邪のような症状が長引くような感じですね。
重症化すると、気管支炎や肺炎、呼吸困難を起こすことがあります。
潜伏期間と発症から治癒まで
潜伏期間は4日から6日で、発症後1週間程度で症状は治まります。
ウイルスの排泄は1~2週間持続します。
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流行の時期・年齢
3月から6月頃が一番流行します。
生後数か月~5歳くらいの乳幼児が感染することが多いが、大人にも感染します。
迅速診断
インフルエンザの検査と同様に鼻の奥から綿棒のようなもので検体を採取して検査します。
15分程度で識別できます。
この検査鼻痛いですよね。
検査結果と併せて、患者の年齢や病気の経過、症状、レントゲン所見や他の検査結果などから石が総合的に判断します。
免疫はつくのか
残念ながら1回の感染では免疫はつきにくく、年齢が上がることで徐々に免疫がつき症状が軽くなります。
治療方法、治療薬
ヒトメタニューモウイルスに対して効果のある治療薬はなく、出ている症状を改善する対症療法になります。
栄養や水分、睡眠をしっかりとり、温かくして、安静にしましょう。
熱が続く場合や中耳炎などの合併症を併発している場合は、合併症の治療をする必要があります。
感染経路
飛沫感染、接触感染
予防
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湿度と水分量を維持することが大事です。
部屋を加湿し、水分をたくさんとりましょう。
飛沫感染と接触感染により感染しますので、手洗い、うがい、マスクなども着用しましょう。
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