その咳は、本当に喘息ですか?肺炎マイコプラズマ感染症

3年連続で春にマイコプラズマに感染した我が子です。

季節的に喘息持ちの親御さんは、お子様がまた喘息を発症したと思っていませんか?

私も、過去に花粉症や、喘息との診断でマイコプラズマに対する治療が遅れ、長い間子供は苦しみ肺炎になりました。

ひどい咳に加え発熱した場合はマイコプラズマを疑いましょう。

かかりつけ医の先生は病歴から喘息の再発を疑い、マイコプラズマを疑ってくれない場合があります。

1度だけ思い切って違う病院を受診してみるのもよいかと思います。

その後はまたかかりつけ医にお世話になればよいのです。

我が子は気管支が弱く重症化しやすいため、早急の対処をする必要があります。

3年目ともあれば、親も知識も増え、マイコプラズマを疑ってくださる医師のもとを訪れ、早急に発見して頂きましたので

早期に抗生剤を服用し、効いてくれたようで、今年は肺炎まで引き起こすことはなく、軽くですみました。

予防接種があったらありがたいのですが、残念ながらまだないですね。

追記。。。7月19日

新しく地元に開業された小児科の先生のもとで、治療をうけることになりました。

3年連続、迅速キットでマイコプラズマウイルスが陽性だった我が子ですが、マイコプラズマウイルスではない可能性もあるということでした。

喘息も、もしかしたら喘息ではない可能性もあるそうです。

喘息でないなら喘息でないほうがありがたいし、生活習慣の改善や治療で完治する病なら完治してほしいです。

長子には、本当に申し訳ないほど私の遺伝的要素を遺伝させてしまっているので

医学で改善できることは、子どものうちに軽快にしてあげたいと思います。

無呼吸症候群や扁桃腺の切除を乗り越え、歯科矯正も早4年目、苦しい思いや、痛い思いばかりさせて本当に申し訳ないと思ってばかりの10年でした。

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肺炎マイコプラズマとは

肺炎マイコプラズマとは、細菌とウイルスの中間の大きさと性質を持っている最小の病原微生物です。

ウイルスのように他の生物の細胞を借りて増殖するのではなく、細菌のように自分の力で増殖します。

感染すると、風邪様症状、気管支炎、マイコプラズマ肺炎などを引き起こします。

好発年齢は6~12歳ですが、乳幼児や大人にも感染します。

効果のある抗生物質は一部に限られています。

1年を通して発生しますが、秋から冬にかけて増える傾向にあります。

多少の免疫はつきますが、長続きしないので、我が子は1年を経過するころには免疫は薄くなるようで、毎年春に感染します。

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感染経路

飛沫感染、接触感染

5歳から9歳くらいが一番感染しやすい年齢ともいわれています。

潜伏期間

通常は2週間から3週間

主な症状

発熱、ひどい咳、頭痛、咽頭痛、倦怠感、消化器症状など

通常は発熱から発症することが多いそうですが、我が子は気管支が弱いためか、毎年咳が先で数日後に発熱します。

咳の段階では喘息や気管支炎を疑いますが、熱を伴った場合はマイコプラズマを疑います。

個人的な仮説ではありますが、我が子は、毎年潜伏期間からウイルス排出までずっと、どこかしらの、かゆみを訴えます。

喘息持ちだからと、喘息が出ているだけと言って登校する生徒さんがいますが、

鼻水の症状は出ない場合が多いのですが、ひどい咳と発熱がある場合は、喘息という概念にとらわれずに肺炎マイコプラズマを疑われた方が良いかと思います。

喘息の持病があるお子様は、我が子もそうですが、気管支の感染症に感染しやすく、喘息も併発し、喘息だと思いこんでマイコプラズマの治療が遅れることで、肺炎にもなりやすい傾向があり、重症化する可能性が高いと思います。

何より本人が苦しむ期間が長引かないためにも、感染拡大の予防のためにも、マイコプラズマの検査をお勧めします。

迅速診断キット

のどに綿棒のようなもので検体を採取し検査します。15分程度で結果が出ます。

実際に肺炎マイコプラズマに感染していても、のどに菌体が存在しないこともあります。

それまでに薬を服用していたことで、陽性反応が出ない時もあります。

患者の年齢や病気の経過、症状、レントゲン所見などから総合的に判断します。

通常は発熱後5日程度経過してから検査したほうが結果は得られやすいそうですが、我が子は発熱当日に検査して、うっすらではありますが、陽性反応がでました。

合併症

喘息の悪化、熱性けいれん、発疹、中耳炎など

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治療

マクロライド系の抗生物質。

3日経っても熱が下がらない場合は、薬が効いていないため、薬を変更する必要があります。

我が子は今回ジスロマックを3日分処方されました。2日目には解熱しました。

その他症状に応じて、咳止め、気管支拡張剤、整腸剤などを処方されました。

大きなお子様は錠剤やカプセルが飲みやすいですが、

小さいお子様は粉薬ですので、苦みがあるので服用を嫌がることもあるかと思います。

そういう場合はアイスクリームに混ぜると服用しやすいです。

自然治癒する病気ではあるそうですが、

我が子のように喘息の持病があるお子様や、気管支の弱いお子様は特に重症化する傾向がありますので早期発見が重要だと思います。

出席停止

学校保健法では出席停止期間は明確には決まっていませんが、発熱がある間や、抗生剤を飲み切ったあと、解熱後最低2日間は控えるように言われました。その後もひどい咳が続くようでしたら、出席停止となるかと思いますが、マイコプラズマと診断されたら学校に相談すると良いかと思います。

昨年は肺炎まで起こしたので、大事をとって咳が完全に消失するまで出席停止扱いでお休みさせていただきました。

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肺炎マイコプラズマ感染症の予防

感染経路はインフルエンザやヒトメタニューモウイルス等と同じですので、普段から手洗いやうがいを励行し、十分な睡眠と栄養を摂ることが重要です。

流行している時期にはマスクも効果的です。

部屋の湿度管理、水分も多くとると良いかと思います。

ヒトメタニューモウイルスって知ってますか? マイコプラズマ感染症を疑い受診した際に、待合室で初めて耳にしたヒトメタニューモウイルスについてまとめてみました。
異常行動と抗インフルエンザ薬との因果関係は不明です。インフルエンザと診断されたら、医師の指示のもと適切に抗インフルエンザ薬を服用した方が、早く症状が回復します。

今回の我が子の症状の詳細

3月5日より、鼻と目のかゆみを訴えだした我が子。

花粉症だろうとの診断で、目薬と、点鼻薬とアレロックを服用しておりました。

3月20日の朝にやや咽頭痛があり、夕方から咳が出始めました。

常備薬、気管支拡張剤を服用しながら様子を見ていました。

3月22日38.9度の発熱と頭痛、咳がひどくなりました。

発熱を伴うひどい咳は、過去の経験より、マイコプラズマを疑い受診しました。

発熱当日でしたが、うっすらではありますが陽性反応がでました。

待合室での出来事ですが、我が子のクラスメイトとその弟妹と偶然会いました。

親御さんに話を聞くと同じく咳と熱で受診しに来たそうで、保育園でヒトメタニューモウイルスが流行しているとのことでした。

始めて聞くウイルスでした。

過去2年連続で春にマイコプラズマに感染していること、待合室での出来事も伝えた上で、医師の診察を受けました。

ヒトメタニューモウイルスは未就園児に多く、検査の対象も未就園児とのことでした。

我が子は、マイコプラズマの可能性が高いとのことで、検査して頂き、うっすらではありますが見事に陽性でした。

喘息も少し併発しているとのことでした。

マイコプラズマ3年連続感染です。

発熱後翌日は、日中が咳はピークでした。夜は咳で起こされることなくぐっすり眠っています。

熱も徐々に解熱していき夕方には平熱に戻りました。

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過去の教訓とかゆみの症状

過去2回は最初は他院にて風邪だったり、喘息だったり、花粉症だったりの違う病名の診断で薬も処方されていたので、咳が長引きました。

いよいよ本格的にあきらかにおかしい咳になった時に、かかりつけではない、こちらの小児科を受診すると、すぐにマイコプラズマを疑い、陽性反応がでました。

そのため、今年は、(春)発熱+咳=マイコプラズマの概念がよみがえり、かかりつけの小児科や耳鼻科にはいかずに、こちらを受診しました。

陽性が出た上で、振り返ると、

昨年は潜伏期間から咳が落ち着いても数日間ずっと謎の皮膚のかゆみをずっと訴えていました。

もちろん複数の医療機関で診察して頂きましたが、原因も不明で、見た目に何の異常もありませんでした。

そのためマイコプラズマが体内にいる間に起こしていた症状ではないかと個人的に断定していました。

さて、今年は鼻と目のかゆみ。

時期的なことと、もともとアレルギーがあることを踏まえ花粉症、もしくはハウスダストによるアレルギーと言われてはいましたが、眼科医にはアレルギー症状が出ている様には見えないと言われていました。

小児科で最初に処方されたタリオンは我が子には効果がなく、アレロックに変更してから、多少症状が落ち着いていました。

アレルギー体質の我が子のために、L92乳酸菌を毎日摂取していたおかげで、今年は花粉症もかゆみだけの軽い症状で済んでいるのだろうと思っていたのですが

もしかしたらL92乳酸菌はしっかり作用していて花粉症を引き起こしてはいなかったのではなかろうかという仮説1と

我が子の場合は、体のどこかのかゆみも、マイコプラズマの影響ではないかというのが個人的な仮説2が頭をよぎるこの頃です。

マイコプラズマが体内から消失する頃と、花粉の減るころが重なるため断言はできませんが、可能性はありそうです。

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姑や実親などの年配者の意見に従う必要は必ずしもない。

出産や育児において、しつこく口を出してくる年配者に嫌気をさしている方もいるかと思います。

マイコプラズマ初感染時は、当初風邪の診断で途中から明らかにおかしい咳になってきたので受診しようとすると、たまたま泊まりに来ていた母親から咳がひどいくらいで病院にかかるなと制止され受診することができず、母親が帰宅してすぐに受診したらひどい肺炎になっていたという苦い教訓がありました。

偏った考えを持った年配者は必ずいます。

そういう方は自分の意見を正論として、強く意見してくることがあります。

しかし、その方が育児をしていたのは、数十年前です。

時代も違えば、たくさんのことが違います。

また精一杯親をしているあなたですら、1年前のことを明確に暗記していますか?

メモでもしていない限り、普通の人間は記憶は薄れていくものではないでしょうか?

それなのに、育児はこうするものなどと意見を押し付けてくる姑や実親が、どれだけ明確に暗記しているというのでしょうか。

我が子のことですから、そんな人たちの意見は頭の片隅に入れてあげるだけで十分です。

我が子のために、できることを精一杯してあげるほうが良いと思います。

受診も同じで、我が子の異変は毎日一緒にいる自分が一番よくわかるはずです。

不安に感じたら、迷わず受診するほうが良いと思います。

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