子供が頭をどこかにぶつけてしまったら?頭部外傷後の注意

子供が頭をどこかにぶつけてしまったら

大丈夫だろうかと心配する親御さんと、そうでもない親御さんもいらっしゃるかとは思います。

頭ですから、ぶつけてしまったら軽く考えずに必ず24時間はしっかり様子を見ましょう。

転倒の場所にもよりますが、私は子どもが転倒などした際コンクリートなどの固いもので頭部を打撲したなら、必ず病院を受診して、レントゲンやCTで確認してもらっていました。

家の中では、打撲の強さにもよりますが、私は家での頭部の打撲は病院を受診することは少なく、家で様子を見ることが多いのですが、

知人の子供さんは1歳になる前に、ソファーから床に転落し、徐々に血種を形成し2か月後に血種が脳を圧迫し、痙攣して意識を失い救急搬送されました。

手術も成功し、大事には至らなかったのですが、そういう場合もあるそうです。

もし親御さんが受診するほどでもないと判断したとしても、日時と当時の状況をメモしておくほうが良いかもしれません。

1歳になる前に出先で石の階段で頭をぶつけた時は総合病院を受診し、CTを撮ってもらったこともありますが、

最近では、自宅の駐車場で子供同士でボールで遊んでいた際に、ボールを追いかけて取ろうとした際に、誤ってボールに乗ってしまい後ろに転倒し、後頭部を打撲しました。

その際に受診した脳神経外科の医師に指導して頂いたことを紹介しようと思います。

頭部外傷後24時間のうちに気をつけること

☆できるだけ安静にしていること

☆頭を振動させないこと

振動するものに乗らない、抱っこ等して頭を振動させたりしない

☆お風呂は避け、シャワーにすること

☆嘔吐する可能性があるので、消化の良いものを控えめに摂取すること

☆チョコレートなどの刺激が強い食べ物や、高脂肪のものは控えること

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頭部外傷後の注意

ケガをした後、意識を失わない程度の打撲であれば、入院や特別な処置は必要ありません。

医師に診察してもらい、異常がないと診断されれば、自宅で静養しましょう。

ただし、ケガをした後、しばらくしてから症状が出現してくることがあります。

特に頭蓋内に出血が起きると生命の危険がありますので、注意が必要です。

ケガをした子供をよく見守り、ケガをした後は、少なくても24時間は注意しましょう。

たとえ眠っているようであっても、2~3時間ごとに念のため声をかけて起こしてみましょう。

外出を控え、よく観察して異常な行動や訴えがないかを見守りましょう。

以下の症状があれば、すぐに病院を受診しましょう。

☆痙攣をおこした時

☆口がもつれて、手足が不自由になってきたとき

☆眠ってから、一旦起きてもすぐに眠り込んでしまう場合や、呼びかけても目を覚まさない時。

☆頭痛がだんだんと強くなるとき。

☆吐き気、嘔吐を繰り返すとき。

☆つじつまの合わないことを言ったりするとき

☆大好きなものに関心がなく、ぼんやりしているとき

☆落ち着きがなくなるとき

慢性硬膜下血種とは

高齢者に多い「慢性硬膜下血種」と言い、外傷後数週してから少しずつ頭の中に血がたまることが稀にあります。上記の症状や、頭痛、視力障碍、手足を動かしにくい、物忘れがひどくなるなどの症状が出てきます。

赤ちゃんはこれらの症状に気づきにくいかもしれませんが、頭を打撲した後は、できるだけ病院を受診し、その後も注意深く観察し、数週間経って目つきの異常や、手足の麻痺、痙攣などにきづいたら、すぐに病院を受診しましょう。

頭部外傷なら、脳外科や脳神経外科を受診するのが良いかと思います。

小児科でも診てもらえますが、レントゲンはありますが、CTやMRIまでは置いていない小児科が多いと思います。

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