音声チック症の治療は、原因を知ることが大事!!

10歳の誕生日前後に子供が、一過性の音声チック症を発症しました。

慢性化して一生治らなかったらどうしようと焦りましたが、結果的には2か月弱で治りました。

我が子の例をご紹介しようと思います。

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チック症って知っていますか?

私は医師からその病名を告げられるまで、そのような病気があること自体知りませんでした。

しかし、その症状は見たことはありました。

病気とは知らないだけで、おそらく皆さんも1度は目にする機会があったかと思います。

チック症には、連続してまばたきや肩上げ、貧乏ゆすりなど動作に現れる運動チックと、

舌打ち、ためいきを連続して発生する音声チックがあります。

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我が子の音声チック症の発症と原因、治療

我が子が気管支をやや患ったころから、頻繁に咳をこらえ我慢するような音声をもらすようになりました。

最初は咳でも我慢しているのだろうかと思っていたのですが

咳が収まっても、ためいきのような音声を繰り返していました。

その音声が気になる日は、日中に子供を叱ることが多かったため

そのせいでため息をついているのかと、私自身もイライラしてしまい、ため息をやめるように注意していました。

しかし、本人は無意識のことでよくわかっていませんでした。

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違う目的で小児科を受診したついでに、咳をこらえるようなため息のような音声を繰り返すことがあるが気管支に異常があるのではないかと医師に伝えると

そうなんですね。気にしなくて大丈夫ですよ。と一旦診察は終了し、後程子供抜きで医師がお話してくれました。

”その症状はおそらく音声チック症です。

チック症は、ビートたけしさんの肩と首を動かす動作もチック症の一つですが

一過性のことが多いから、無視してあげることが治療。自然に治ることの方が多いです。”

帰宅後チック症についてたくさん調べました。

精神的なストレスや疲れも影響すると知り、おそらく我が子の場合は、このストレスが原因だと悟りました。

その日から、小さいことで注意したり、叱ったりしないように心がけました。

すると次第に症状は軽減していきましたが、消失することはありませんでした。

我が子は、夕飯を食べたあとテレビを見ているときに、音声チック症を発症していました。

短いため息を10秒おきくらいに繰り返していました。

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発症を振り返ると、発症したのは産まれてから10年間専業主婦だった母親がフルで働き始めたころでした。

とても優しい子供でしたので、親の留守中に家の掃除や洗濯などをすすんでしてくれていました。

夏休みに入ると、掃除、洗濯、下の子供の子守り、宿題、習い事すべてをがんばっていました。

私たち親も頼ってばかりいました。

たくさんの感謝しかないのに、当時は小さいことで怒ってしまうこともありました。

怒る必要もなく、もっと優しくするべきだったと反省し、毎日笑顔でいられるように心がけました。

私たち親も未熟だから必要以上に怒っていまうこともあるけれど、

ホルモンのバランスが崩れて怒ってしまうこともあるから

そういう時は聞き流して

あまり自分を追い詰めないで気にしないでほしいと、お願いしました。

がんばっていた習い事も辞めたいと言うので、一番精神的に負担に感じていたピアノをやめる事にしました。

そうやって、ストレスの原因になっているものを少しずつ改善していきました。

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我が子のチック症が治ったきっかけ

母親が働き始めた職場は良い職場でしたが、別のちょっとしたきっかけもあり

2か月で退職することにしました。

退職した途端に、我が子の音声チック症は完全に消失しました。

その時、本当に無理をさせていたんだと大反省しました。

しつけもありますから、甘やかしてばかりはおられず

注意したり、叱ったりすることは多々ありますが、音声チックの症状はもう出ません。

すぐに同業種のパートを見つけて就職しましたが、日中の短い時間帯だけのパートなので

朝”いってらっしゃい”と、登校するのも見送れるし、夕方“おかえり”と家で迎えることができる

今日の学校での出来事に耳を傾ける余裕もあり、宿題を見てあげることもできる

母親が掃除や洗濯をしていたら少し手伝う

翌日の準備をしていなくて、翌朝から母親に相当怒られることもあるけれど

そんな働き始める前と同じ生活を取り戻せたことで我が子の症状は安定しました。

その後も音声チック症は消失したままです。

見るのも触るのも嫌になって辞めたピアノでしたが、

学校の音楽発表会でピアノに立候補し

辞めて2週間で、また同じ先生のところに通い始め、家でも自ら毎日弾いています。

さらにバスケットボール部にも入りたいそうです。

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もしも自分のお子さんのチック症に気づいたら

もし今自分のお子さんに、変な癖がついたと気になり始めた親御さんがいたら

チック症を疑ってみても良いかもしれません。

その癖がはじまったころ、日常に大きな変化がなかったか振り返ってみてください。

親にとっては大したことのない変化でも、

子どもにとっては大きな変化かもしれません。

それが、ストレスや負担になって無意識のうちにチック症状として発症しているのかもしれません。

慢性化してほしくはないですよね。

ある意味、私は子どもからのSOSだったんだと思っています。

無意識のうちに症状を発するほど、我が子がそんなに苦しい思いをしていたという事実に心が張り裂けそうになりました。

もし、取り除いてあげられる原因なら、取り除いてあげてほしいと思います。

難しいなら、できるだけストレスがかからないように工夫してあげてください。

そして、動作を注意しないこと、見てみぬふりをすることを心がけてください。

もう一度子供と向き合ってみてくださいね。

子どもが毎日笑顔でいられる日常が良いに決まってますから。

私は冷蔵庫に”人生楽しく”って紙に書いて貼って過ごしています

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