このドラマは不倫という非現実に憧れて妄想するようなドラマではなく
不倫抑制、予防、解消につながる良いきっかけとなるドラマではないかと感じました。
このドラマを見ていると、いろいろな怖さを感じます。
もしもこの立場だったらと想像すると、とても怖い結果しか思いつかないからです。
このドラマを見た日は、してもいない不倫の悪夢さえました。
ある意味新しい不倫ドラマだなぁと感じました。
もしご主人の浮気を疑っておられる方、予防したい方、不倫への憧れをお持ちの奥様などにご覧いただければ、効果があるかもしれません。
3話のあらすじ(ネタバレ注意)
さて、3話のあらすじですが
里奈と渉の結婚式前の控室からはじまります。
愛し合っている幸せにみちた二人の笑顔がそこにはありました
里奈も最初は渉を心から愛していたのだと思います。
この時グローブが恐らく杏寿のものと入違っていたのです。
もしこのグローブの入違いで、運命もまでも左右されるのなら、式場でお勤めされる方は責任重大ですね。
杏寿が夫の純平にメールを送り、クリスマスを一緒に過ごした一家でしたが、メールを送った時点では、浮気した夫を許しかけていました。しかしメールを送った直後に、里奈の後をつけていた里奈の夫の渉から連絡が入り、里奈と純平が抱きしめあっている画像が送られてきます。
これも里奈の策略で、夫の尾行に気づいていながら、わざと抱き合う写真を撮らせていました。
夫にやきもちを焼かせたいのではなく、杏寿に送ることを想定して、あわよくば離婚させるためです。
里奈の思惑通り、杏寿は信じられない、許せないという気持ちの方が強くなってしまい、せっかくのクリスマスもぎくしゃくしてしまいました。
七香は夫婦の違和感を察してか、仲を取りもとうとしました。
純平はそんな娘の姿をみて深く反省し、もとの家族にもどりたいと願っていますが、
普通の家族で居続けることは本当はすごいことなんだと気づきます。
許してもらえそうもなく諦めて帰る純平を、買ってもらった光る靴で追いかける七香でしたが、涙ながらにその姿を後にします。
さてこの回でも、里奈さんの怖さは炸裂していました。
SNSで杏寿の家族の写真をみて、自分と入れ替えて妄想をしていましたが、渉は浮気メールをしていると勘違いしてキレてしまいます。
離婚を誘うように開き直る里奈に対して、渉は罵声を浴びせます。
後日、渉は杏寿と会い自分の思いを打ち明けました。
これまで里奈に対して散々ひどい言葉で馬頭して突き放すような言い方をしていますが、
素直に愛を表現することが苦手で、あまのじゃくな言い方しかできなかったり、辛くあたってしまったり。
愛するが故に渉も相当辛かったんだと推察できました。
不倫が続いているのではなく、相手にもしていない純平を
里奈が一方的に追いかけているだけだったと杏寿に話します。
杏寿に許せそうか?聞くのも、本当は自分が里奈を許して里奈の心を取り戻したいからなんだと感じました。
許そうと思っても不倫現場がフラッシュバックしてしまう渉が一番の被害者なのかもしれないですね。
その日も喜ばせようと思って早く帰宅したら、不倫現場に遭遇してしまったそうです。
以前よりもずっと大好きだと打ち明けてもいることから、
愛情表現が下手な方なのでしょうね。
杏寿に自分の気持ちを打ち明け、応援され、渉も心が晴れたように帰宅します。
口下手な渉は素直になることができず
まわりくどく、やり直す努力をしてやると話しますが、里奈には純平が家族とクリスマスを過ごし、自分を捨てて家族のもとへ戻りそうなことがショックだったようで唖然としてそのあとの話は聞こえていません。
何とか二人を引き裂こうと、「純平に優しく丁寧に愛されとても幸せだった。」という内容のメッセージを杏寿に送ります。
一方杏寿は、姉に許したい気持ちがあるならタイミング見誤らないように忠告されます。
怒っている人間にたいして謝り続けるのはものすごい勇気と根気がいるもので、人間はそんなに強くないと諭します。
純平もまた車中生活の大ベテランに
命がある限り、この世に取り返しのつかないことはないと諭されます。
許そうと思った矢先に里奈のメッセージを開いてしまい
麗華とのディナーの帰りに偶然を装った黒井と会い
飲みに行ったあとホテルに行ってしまいます。
もちろん黒井は麗華が差し向けたのですが。
ホリデイラブは円満な家庭を望む夫婦にとって教訓がいっぱい
相手の奥さんにそんなメッセージを送りつけてくる不倫女性は多くはないとは思いますが、
そこまでして、相手を離婚させたとしても、相手はそのあざとさや怖さに引いてしまうと思います。結果的に自分の首をしめてしまっています。
魅力的な女性だったら、もっと自信をもって堂々としていれば良いと思うのですが。
お互いが本当に本気であれば、不倫だろうが永遠に続く愛もあると思います。
しかし、誰がを傷つけてしまっては、いつかその罰が自分に返ってくると思います。
渉さんも素直に愛を伝えていれば、こんなことにはならなかっただろうに不器用な方なんでしょうね。
純平も怖い女にひっかかったもんです。
しかし、世の中の不倫に憧れる男性がこのドラマを見れば、妻帯者だと知って近づいてくる女はこんなに怖い女だからやめておこうという気になると思います。
男性というのは、こういう修羅場は避けて通りたい生き物ではないかと思います。
もちろんドラマのような、あざと怖い女ばかりではないと思いますが
そういう可能性も多いにあり得ると、いい教訓になるかと思います。
また、家庭をおろそかにしたり、日頃から愛や感謝を伝えていなかったりすると
どんなに愛していても伝わらず、大切な奥さんが愛想尽かしてしまうという教訓にもなるかと思います。
女性も一時の恋に盲目になってしまうと、相手も、家庭も失う結果になってしまいます。
世の中には悪いことを考えている人がいっぱいいるということ、子供もいるのに近づいてくる男は裏があるという教訓にもなります。
ですから、このホリデイラブは不倫抑制、予防、解消につながる良いきっかけとなるドラマだと思います。
円満な家庭生活を望む既婚者の皆さんには、いろいろ良い効果があるかもしれません。
ホリデイラブの感想は以下でも記事にしています。