睡眠時無呼吸症候群の治療

幼児の睡眠時無呼吸症候群の改善のため口蓋扁桃摘出術とアデノイド切除術を受けました

前の記事でご紹介したとおり我が子は産まれた直後より、扁桃腺肥大による睡眠時無呼吸症候群でした。

前の記事は以下のリンクからでもご確認いただけます。

乳幼児の睡眠時無呼吸症候群

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睡眠時無呼吸症候群の改善のために受けた手術

我が子は5歳半の頃に睡眠時無呼吸症候群の改善のため口蓋扁桃摘出術とアデノイド切除術を受けました。

口蓋扁桃摘出術

口蓋扁桃(俗にいう扁桃腺)は、生体の防御的機能としての役割がありますが、その機能が病的となって局所および全身に影響を与えるときは、手術によって摘出することが望ましいと考えられます。また病的な扁桃摘出によって免疫的脱落症状が見られたとする報告は見られておりません。一般的に3歳頃までに全身免疫が完成し、それ以降は特別な免疫の病気がなければなくても問題ないとされているそうです。

我が子の口蓋扁桃摘出術の適応は、著名な肥大による呼吸障害、睡眠障害です。

手術の方法は

気管内挿管(気管に細いチューブを入れる)による全身麻酔下に行います。

開口器をかけて、口蓋扁桃がよく見えるようにした後、出血をへらす注射をその周辺にし、粘膜を切開、扁桃を剥離摘出します。

左右とも摘出し、傷は縫合しません。手術時間は30分程度でした。

手術後の症状と合併症

一般的な合併症

 痛み、出血、感染症

比較的起こりやすい合併症

 顎関節障害、口内炎、舌の知覚異常、吐き気

比較的稀な合併症

 術後出血、味覚障害、咽頭違和感、構音障害

アデノイド切除術

アデノイドは、喉にある扁桃組織の一つで5~7歳ごろが最も大きくなると言われています。アデノイドが極端に大きくなると、鼻から呼吸ができなくなり、口呼吸となり、ひいては睡眠時のいびき、無呼吸、循環器疾患の原因になることがあります。

今回は病的に大きくなったアデノイドも同時に切除しました。

我が子のアデノイド切除術の適応は、著名な肥大による呼吸障害、睡眠障害です

手術の方法は

気管内挿管(気管に細いチューブを入れる)による全身麻酔下に行います。

開口器をかけて、鼻から管を通し、軟口蓋を持ち上げてアデノイドを観察しやすくします。口から内視鏡を入れ、アデノイドを見ながらマイクロデブリッダーという道具で切除し、吸い取ります。出血は綿球の圧迫だけでほとんど止まります。

手術後の症状と合併症

一般的な合併症

痛み、出血、感染症

比較的稀な合併症

術後出血、鼻咽腔逆流症

我が子の術後

術後も良好で、合併症はほとんどなく

痛み止めも早くに飲ませていただいたので、痛みもさほ強くはなかったです。

出血もなく、抗生剤も飲んでいましたので感染症もありませんでした。

構音障害とまではいかないかもしれませんが、声質が多少変化しました。

予定通り1週間で退院できました。

前の記事↓

子供の睡眠時無呼吸症候群とその対策

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